土地選びの秘訣⑧
こんにちは。松永建設です(*^O^*)
今回はピッタリな土地を探す方法をお話します。
具体的な土地の探し方の前に、是非知っておいて欲しいことがあります。
それは多くの人が、自分が本当に欲しいものを知らないということです。
家を建てる土地を色々探しているとおもいますが、相談に来られた際に
「土地がなかなか見つからないんです?」って言うんですね。
そんな時、私はこんな質問をします。
「外食する時、お店はどのように決めてます?」
そうすると、「その時によります」って言う返事が返ってきます。
まず、何が食べたいか?
フレンチ、イタリアン、 日料理食、中華料理・・・。
誰と一緒?
1人、2人、4人、10人・・・。
目的は?
友達との食事、お腹を満たすため、お客様を接待・・・
予算はいくら?
1,000円、5,000円、20,000円・・・。
これらがわかってれば行く店は決まりますが、もし何もわかってなければ
「どこかおいしい店ない?」って聞かれても、答えようがないですね。
もうおわかりだと思いますが、土地選びも同じです(^_^)/
なかなか決まらない人は、条件を決めないまま探してるんです。
だから、1年経っても自分にぴったりの土地が見つからないんです。
それで、土地探しを始める前に決めておくべきことが5つあります。
まず一つ目は、不動産の価値をどのように考えているかです。
財産として考えてるのか、それとも消費するものとして考えてるか?
別な言い方をすれば、日常生活の便が優先か、自然環境が優先かということです。
日常生活の便を優先すると、市街地で駅にも近いので買物も便利な場所になります。
こういう所は、住みたい人が多いのでそういう不動産は売りやすいんです。
つまり、財産としての価値が高いんですね。
一方、自然環境を優先すれば、郊外の静かな場所になりますね。
こういう所は、交通の便も生活の便もよくないので、いくら安くてもなかなか売れません。
それは、車といっしょで、ローンを払いながら消費していることになるんです。
つまり、財算としての価値は低いということです。
どちらかにするかは、ご自身の価値観で決めてください。
もちろん、生活の便がよくて、自然環境も良いところという気持ちはわかります。
でも、どちらを優先するかを決めておかないと、土地探しで混乱します。
もしなかなか土地が決まらないなら、まずここからスタートしてください。
ただし、これって、実はすごく難しいんですよね。
なぜなら、夫婦でもそれぞれ価値感が違うからです。
「互いの価値観を尊重してます」って言われそうですが・・・
普段の生活ではもちろんそうでしょう。
でも、大きな決定をしなければいけないとなれば話は別です。
家は、一生に一度の大きな買い物ですから、お互いの価値観がぶつかります。
そこでポイントの二つ目は、お互いの価値感をすり合わせることです。
決して、「あなたはおかしい」って言わないでくださいね。
価値感は、人それぞれ違うんですから。「わたしはこう思うけど、あなたはどう?」って感じですね。
じゃ、平行線になったらどうしたらいいか、それは一番最後に話します。
三つ目は、誰(または何時)を中心に考えるかです。
具体的には、旦那さんか、奥さんか、それとも子どもかってことです。
一番多いのが、子ども中心です。
「長男が来年4月に入学するんで、それまでに入居したいんですが。」
そういう人たちは、夫婦二人になったときのことをあまり考えてません。
子どもと一緒に過ごせるのは、10年から15年です。
長くても20年でしょう。
それに比べ、夫婦だけで暮らす年月はずっと長いはずです。
もう、お気づきだと思いますが、
誰を中心に考えるかも、ご自身や家族みんなが何を優先するかなんです。
もし、子どもを優先するなら学校区で探す、仕事を優先するなら、職場に近いところになるでしょう。
いずれにしても、誰を中心に考えるかで、住む場所もいろいろ変わってきます。
でも、それが決まれば、絞り込めます。
四つ目は、予算配分を考えることです。
まず、予算の考え方なんですが、「今の生活より質を落とさない」
これを、忘れないでくださいね。
と言うのが、家を建てて、生活レベルが落ちる人が多いからです。
特に、目いっぱい住宅ローンを組んでる人に多いんです。
何のために家を建てるんでしょうか?
今より生活を楽しむためではありませんか?
家は建ったが生活は苦しくなった、これでは本末転倒ですよね。
ですから、資金計画はとても大事なんです。
ところで、その資金計画ですが、ファイナンシャルプランナーなどお金の専門家に相談されることをお勧めします。
どれぐらいの予算が適正か、適切な判断をしてくれます。
「自己資金を貯めてからにしてください」って言われるかもしれませんが、その時はアドバイスに従ってください。
さて、予算配分についてですが、まずは総予算を決めます。
次に、建物にかける予算を決めてください。
建物の予算が決まれば、総予算からそれを引けば土地の予算(諸費用を含めて)がでます。
ところで、「なぜ建物の予算を先に決めるの?」って思いました?
それは、土地がない人は、「まずは土地を」って思ってて、建物についてあまり考えないからです。
土地を買えばそこに家を建てるわけですから、そこにどんな家が建つかは知っておかないとあとで困ります。
土地が高かったんで、希望する家が建てられなかったという例がよくあります。
そうならいために、まず、家の予算を決めてください。
最後の五つ目は、こだわりです。
例えば、○○町とか、学校区とか、駅から5分以内、海が見える場所とか。
なぜ、こだわりが最後かというと、数多くの中から絞り込む時に役立つからなんです。
こだわりがあると決めやすいんです。
それに、そのこだわりが実現すれば満足度が高くなるんです。
よくあるのが、あれもこれもでどっちつかずで決めてしまうケースですね。
買ったあとで後悔するのがこのパターンです。
これは家のプランづくりでも役に立ちますので覚えておいてください。
もちろん、こだわりすぎるのはよくありせんが、何年たっても見つからないということになるので、こだわり過ぎには注意してください。
そして、最後に夫婦や家族の間で意見がまとまらなかった場合は、こだわりを一つだけ取り入れてあげることです。
一つでも実現できれば、それで満足できます。
これが、夫婦円満の秘訣です。
また次回も続きをお話しますね(*^O^*)お楽しみに★