建物本体以外の費用
皆さんこんにちは(*^O^*)松永建設です!
前回は「損しない住宅ローンの組み方」の話でした。
今回は、「建物本体以外の費用」についてです。
建物を建てる時、建物とは関係ないお金が必要になります。
まず、税金。
税金は、建物によって違いますが、目安の金額を覚えておいてください。
大体100万円くらいです。
つぎに、建物本体価格ってありますよね。
坪○○万円って、表示してるやつです。
しかし、これだけでは住むことができません。
建物本体価格は、全体の費用の何パーセントくらいだと思いますか?
これは、住宅会社の形態によって違いますが、ハウスメーカーが70~75パーセント位。
坪25万8千円~と言うローコストメーカーが、60~65パーセント位。
工務店が、80~85パーセント位。
ちなみに、車も本体価格以外にお金がいりますよね?
オプションもあったりするので、車両本体価格だけでは車に乗ることができません。
家も同じです。
本体価格だけでは、住むことができません。
また、家も様々なオプションがあります。
この本体価格、じつはその会社が自分勝手に決めていいんです。
極端な話、本体価格にトイレ、お風呂、キッチンが含まれてなくても良いので、本体価格に何が含まれているかを調べないといけません。
基準が違うものを比べることはできないですからね。
また、ここだけにして欲しいんですが、私がローコストメーカーの営業さんに直接聞いた話です。
25万8千円の家をそっくりそのまま建てたとしても、
「どんなに頑張っても坪40万円はかかります」って言ってました。
でも、坪40万円で販売したら営業さんが怒られます。
それにオプションをつけ、最低でも45万円以上で販売しないといけないそうです。
なぜそんなに高くなると思いますか?
一つには、本体価格に含まれる部分が少ないからです。
本体価格1200万円でも、実際は1800万円以上になるわけです。
また、オプション品は定価で販売しているからです。
標準装備品は割り引いてますが、オプション品は定価販売ですから当然高くなります。
だから、坪25万8千円が坪45万円になるんです。
そんなわけで、本体価格に何が含まれているかは、住宅会社によります。
ですから、坪単価だけでは比べられないんです。
ただ、本体価格に含まれないものが多いのはローコストメーカーです。
また、ハウスメーカーより工務店のほうが本体価格に多く含まれています。
たとえば、ローコストメーカーやハウスメーカーでは、照明やカーテンは本体価格に入っていません。
それから空調機器などは、本体価格には絶対入っていません。
しかし、地元の工務店だと、照明やカーテンは入っているところの方が多いですね。
あと必要になるのが、家具や家電製品。
建築前には「これはそのまま使おう。」
と思っていても、新居には不つり合いだったと言うことがよくあります。
だから、冷蔵庫や洗濯機などの予算も一応考えておいてください。
家具だって、やはり新しい家を建てると、1つ2つは新調します。
家具を買うとなると10万円単位のお金が必要ですね。
なので、家の予算に含めておいてください。
それから、車です。
賃貸住まいだから、車は1台という家庭が多いですね。
しかし、新築すると駐車スペースができるので、自動車を買う人が結構います。
車を買うとなると、軽自動車でも約100万円は必要です。
それも前もって考えておいてください。
そして、よく聞くのが、「庭は後からでいいでしょう。」
しかし、後からでは、なかなか庭はできません。
子供の成長とともに、費用も余計かかってくるわけですからね。
ですから、予算はかけなくても良いので、最低限の体裁だけは整えてた方がいいです。
よく見かけるのが、家は立派なのに周りが赤土のままというお宅。
また、ブロック塀を作る予定で、鉄筋に空き缶がかぶさったままという家。
これでは、せっかくの新居が台無しです。
ほんの少しの庭でも、家が立派に見えます。
せっかく家を建てるんだったら、庭の予算も考えて、安全予算を組んでくださいね。
今日は「建物本体以外の費用」について簡単に話しましたが、
ここでまとめておきます。
税金と諸費用で約100万円。
建物本体価格は、全体の60~85%。
安売りメーカーが60~65%、ハウスメーカーが70~75%、工務店が80~85%。
空調設備、照明やカーテン、家具や家電品などの費用もかかります。
中には、車を買う人もいます。
また、少しでも良いので庭の予算も取り分けておくといいですよ( ^o^)ノ
次回も為になるお話しをしますのでお楽しみに★