『畳』ってどうなの?
こんにちは、スタッフのハラです♪
新築で『畳』って考えていますか?
畳って和でもあり、ふと落ち着きたいときにあるといいですよね。
お子様の遊び場や来客の宿泊場所として使われる和室ですが
最近では和室を設けなかったという人も増えてきましたよね。
今回は『畳』のメリットやデメリット、注意点などお話していきたいと思います。
良かったら参考にしてください♪
□メリット□
・柔らかい感触の心地よさ
畳はフローリングに比べてふかふかと柔らかく、空気を含んでいるため冬場の"底冷え"も感じにくくなります。
赤ちゃんがお昼寝布団からずり落ちても大丈夫という安心感や、寝かしつけのために大人が一緒に寝そべってもひんやりしない感触の柔らかさは、畳にしかない魅力です。
・畳ならではの模様や雰囲気
い草を編み込んだ畳の独特なデザインは、日本で古くから愛されてきました。色合い、感触、香りなどの癒し効果に馴染みがある、懐かしい、と感じる人も多いと思います。
□デメリット□
・デザイン畳は高価になりがち
一般的な縁(ふち)ありの畳であればフローリングとの差額は発生しないことが多いのですが、縁なしのもの、和紙や樹脂などの新素材でできたもの(カラー畳含む)、半畳の正方形のものなど、デザイン重視の畳は少し値が張ってしまいます。
ただし新素材のものはダニの繁殖を抑えてくれたり、い草の匂いが苦手な人やい草アレルギーの人の救世主となってくれたりもするため、メリットと表裏一体とも言えますね。
・水をこぼすと染み込む
よく標準仕様として床板に使われているシートフローリング(表面が木目のシートになっている)は水を弾くので何かこぼしても拭き取れば問題ありませんが、畳は水を吸収してしまうため、お茶の色が染み込んだり、においがしばらく取れなくなったりしてしまう可能性があります。
こぼしたことに気が付かず、十分に乾燥させないまま放置するとダニやカビが繁殖して不衛生な状態を招くことも。
大人が畳の上で水をこぼすことは少ないですが、小さなお子様はお手伝いの際にコップを持ってこぼしたり、お風呂上がりに濡れた身体で走り回ったりと悪気なく畳を濡らしてしまいがちです。
い草に撥水性をもたせた商品や、もともと撥水性の高い新素材の畳を使えば水が染み込む心配は少なくなるものの、コストが高くなってしまうため悩みが出てきます。
□畳を家づくりに取り入れる際の注意点□
・畳コーナーの面積はLDKに含まれていると考える
LDKの広さの目安として、検討の結果「20畳くらい欲しい」と考える方が多いのですが、その20畳の中に畳コーナーも含まれていると考えましょう。
家づくりをするほとんどの人にとって、予算は限られたもの。例えば20畳のLDKにプラスして畳コーナー3畳をつくると、一階部分に相当な面積が必要になってしまい全体の予算がいきなり上がってしまいます。
・ラグを敷かない使い方でプランニングする
水の染み込みや日焼け、傷を懸念して畳の上にラグを敷いて過ごす方も少なくないのですが、ラグと畳の間に湿気が籠ってダニやカビを繁殖させてしまうためこの使い方はおすすめしません。
ラグを敷くことで解消したかった畳のデメリットは、家づくりの際のプランニングで打ち消せるようよく話し合ってみてくださいね。
プランが明確になるにつれて「自分は新素材の畳にした方がストレスなく過ごせそう」などコストに関わるような発見もあるので、現実的な目で"和室や畳コーナーを採用するか否か"を検討することができますよ。